『クロック城』殺人事件 (講談社ノベルス)のレビュー
《城》シリーズの第一作
ひと繋がりになった三つの館の外壁にある三つの大時計が、それぞれ
過去(十分前)・現在・未来(十分後)の時刻を表示している『クロック城』。
そこで連続殺人が起こり、首なし死体が次々と現れる。
殺人現場に行くための経路は、複数の人間によって監視
されていたため、犯行は誰にも不可能と思われたのだが……。
メインとなる物理トリックは、悪くいえば陳腐の一言。ただ、
憎めない大らかさがあり、個人的には嫌いではないです。
終盤、探偵役と真犯人の推理対決が行われ、真相が二転三転と変っていく
のですが、最終的に提示される、首切断のホワイダニットが振るっています。
そこで魅せつけたセンスによって、作者のミステリ作家と
しての資質が証明されたといっても過言ではないでしょう。
ひと繋がりになった三つの館の外壁にある三つの大時計が、それぞれ
過去(十分前)・現在・未来(十分後)の時刻を表示している『クロック城』。
そこで連続殺人が起こり、首なし死体が次々と現れる。
殺人現場に行くための経路は、複数の人間によって監視
されていたため、犯行は誰にも不可能と思われたのだが……。
メインとなる物理トリックは、悪くいえば陳腐の一言。ただ、
憎めない大らかさがあり、個人的には嫌いではないです。
終盤、探偵役と真犯人の推理対決が行われ、真相が二転三転と変っていく
のですが、最終的に提示される、首切断のホワイダニットが振るっています。
そこで魅せつけたセンスによって、作者のミステリ作家と
しての資質が証明されたといっても過言ではないでしょう。
適性が違うような
この本を本格推理小説として読めばとてもお金を取れるものとは思われない。この「トリック」は本格物としてはトリック以前の代物で今日では同人誌レベルでもめったにお目にかかれないだろう。しかし終末を目前にした世界でボウガン片手に幽霊退治をするハードボイルド系の主人公はなかなか魅力的で、この著者はこちらをメインにしてファンタジー作家になった方が大成するのではなかろうか。
設定が無駄
城シリーズはすべて読んだが、筆者はお世辞にも文章がうまくない。リーダビリティも低いし、何より物語の世界観を構築出来ていないのが痛い。
にもかかわらずクロック城や瑠璃城のような、陳腐極まりない、読むに耐えない謎めいた設定を好んでいる。本書の設定もちゃんちゃらおかしく一笑に付させていただきました。こういった事は島荘や京極のような圧倒的な文章力をもってこそ成せるわざではないだろうか。
ただトリックは物理的なものでも捻りが効いていて、面白い。つまらない設定に固執せずストレートに書いてほしいと思います。
にもかかわらずクロック城や瑠璃城のような、陳腐極まりない、読むに耐えない謎めいた設定を好んでいる。本書の設定もちゃんちゃらおかしく一笑に付させていただきました。こういった事は島荘や京極のような圧倒的な文章力をもってこそ成せるわざではないだろうか。
ただトリックは物理的なものでも捻りが効いていて、面白い。つまらない設定に固執せずストレートに書いてほしいと思います。
これは・・・
「んなアホな!」と思わずツッコミを入れてしまったトリックに、ある意味、期待通りのオチ。
本作以外の作品は未読なのですが、メフィスト賞を受賞されたほどの方なので、
他の作品は素晴らしい出来なのだと思います。
これはちょっと・・・。
本作以外の作品は未読なのですが、メフィスト賞を受賞されたほどの方なので、
他の作品は素晴らしい出来なのだと思います。
これはちょっと・・・。
[PR]名古屋 整体

ひと繋がりになった三つの館の外壁にある三つの大時計が、それぞれ
過去(十分前)・現在・未来(十分後)の時刻を表示している『クロック城』。
そこで連続殺人が起こり、首なし死体が次々と現れる。
殺人現場に行くための経路は、複数の人間によって監視
されていたため、犯行は誰にも不可能と思われたのだが……。
メインとなる物理トリックは、悪くいえば陳腐の一言。ただ、
憎めない大らかさがあり、個人的には嫌いではないです。
終盤、探偵役と真犯人の推理対決が行われ、真相が二転三転と変っていく
のですが、最終的に提示される、首切断のホワイダニットが振るっています。
そこで魅せつけたセンスによって、作者のミステリ作家と
しての資質が証明されたといっても過言ではないでしょう。